2014/04/25 顎関節症について 奥山 義和
誠にのどかな春のよい季節となりましたが、昼夜まだまだ寒暖差が激しく体調管理が難しい日がつづきますね。

今回は顎関節症についてお話をさせていただきたいと思います。



顎関節症の代表的な症状は、
「あごが痛む(顎関節痛)」
「口が開かない(開口障害)」
「あごを動かすと音がする(顎関節雑音)」
の三つで、このうち一つ以上の症状があり、鑑別診断で
他の病気がないときに「顎関節症」といいます
顎関節症の原因としては、硬いものをかんだり急に大きく口を開けたりした時の下あごや顎関節への外傷であったり、精神的ストレス、歯ぎしり食いしばりなどの癖が原因だと言われています。

顎関節症の自己チェック法が、日本顎関節症学会のホームページに掲載されていましたのでご紹介いたします。
全4問ありますので、各回答の左の数字を合計していってください。

1. 口を大きく開いたとき,人差し指から薬指を並べた3本指を縦にして入りますか?
(1.すっと入る 2.ほぼ問題ない 3.どちらともいえない 4.やや困難 5.全く入らない)

2. 口を大きく開け閉めした時,あごの痛みがありますか?
(1.全くない 2.たまにある 3.どちらともいえない 4.しばしばある 5.いつもある)
3. 口を大きく開いたとき,まっすぐに開きますか?
(1.いつもまっすぐ 2.たまに曲がる 3.どちらともいえない 4.しばしば曲がる 5.いつも曲がる)

4. 干し肉,するめ,タコなど硬いものを食べるとあごや顔が痛みますか?
(1.痛まない 2.たまに痛む 3.どちらともいえない 4.しばしば痛む 5.いつも痛む)

合計点数が8.6以上では顎関節症の危険があります。
皆様いかがでしたか、当院でも、顎関節への負担の軽減を目的としたスプリント療法や夜眠っている時に歯ぎしりから歯を守るナイトガードなどの治療を行っております。
また症状がひどい場合は、専門医へのご紹介も行っております。気になるような症状などありましたらご相談ください。