2013/08/20 最新歯科治療について 野村鷹一
立秋とはいえ、まだまだ厳しい暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしでございましょうか。
歯科業界は常に、患者様の希望される治療を行えるよう日々進化してきています。医療法人社団桜香 では、最新歯科治療に必要な機具として、歯科用CT・セレックなどを導入しております。
ここで、簡単に歯科用CTについてご説明します。従来のレントゲン画像は平面像(二次元)でしたが、歯科用CT画像は立体画像(三次元)で表すことが可能です。歯周病の現状や歯の根っこの形態、骨の状態など、お口の中をより細部まで、正確に診断することができ、治療方針の選択肢が多くなります。

次にセレックとは、コンピュータ制御によって歯の修復物を設計・製作するCAD/CAMシステムです。コンピュータを使って修復物を作製するので、歯型を取ることがありません。(症例によっては歯型をとる場合があります)
最先端の3D光学カメラを使用して患部を撮影(スキャン)し、患部の歯列をモニター上に再現。そのあとはコンピュータの3D画面上にて修復物を設計し、作製します。
歯科技工所に依頼することなく歯科医院で修復物を作製できるので、一般的な修復物よりも経済的。また規格生産された高品質なセラミックブロックを使用するため耐久性が高く、治療時間も短縮されスピーディーになりました。

この二つは最新歯科用治療機具の一部分であり、他にもいろいろと最新の歯科用治療機具は進歩してきております。 しかし機具だけが進歩したとしても、我々歯科医が使いこなせる知識と技量を持ち合わせていなければ意味がありません。患者様に最新歯科治療が提供できるよう日々勉学に励みながら精進していきたいと思っております。